2013年2月9日土曜日

甘くない


音楽=料理。

(↑作/モリエ師匠)



バレンタインデーが近づくと
至る場所でチョコレートの販売合戦

試食しろしろと チョコを差し出されるのを
避けつつ通り過ぎるのが面倒だ


アタシは女子校だったから
渡す相手もなく
ただ お菓子作りの得意な一部のクラスメイト達は
自慢の一品を持ち寄ってキャッキャしてたっけな




料理はそれなりに好きなのだけれど
お菓子作りというものに とことん興味が持てない
という訳で 生まれてこのかた

ケーキどころか クッキー1枚も焼いた試しが無い



料理とお菓子作りの
どこに決定的な違いがあるかと言えば 


それは「分量」


料理は 分量がおおまか頭に入っていれば
あとは「勘」でどうにかなる
むしろそっちの方が 重要かもしれない


しかしお菓子は 粉の配合から時間から
ちょっとしたミスが命取りになる

気が抜けない=面倒臭い という
ま 単純に言えばそういうことかしら‥


しかも その分量通りにやったって
作り手によって 
出来映えに雲泥の差が出るわけだから


美味しいケーキを食べたときの感動って言うのは
一生 自分の手では生み出せないだろうな
と つくづく思う





アタシの場合は
料理の即興性とか 偶然の産物みたいな
余ったものでこんなもの出来たぜ!という喜びが結構好き



考えてみれば音楽も似ていて

ひょんな発見から色んな世界が広がったり
無知故に出来てしまうこともあったりする


デビューした時
「フナクボさんのこの曲は プロの作曲家じゃ
絶対に出てこないメロディなんだよね」と言われたことがある

当時 
アタシはそれを褒め言葉と受け取っていたけれど
それはある意味
基礎知識がないからこその 正に偶然の産物だったわけだ
(知識が邪魔をすることも やっぱりあると思うけれど)



基本アタシの場合は
歌詞を書いた後 そこにメロディを付けていくので
そういう意味で
予想外なメロディラインが生まれたりする

それを自分に期待しながら
曲作りが進んでいくことが
曲作りの楽しみであり 醍醐味であります



高校2年の冬に
「歌手になりたいなら 音大に行って基本から学ぶ覚悟でいけ」
と親から言われ 必至に受験勉強しました

が。。


学校で教わった音楽理論が 殆ど役立っていないというこの事実!





・・・親不孝者だわ








0 件のコメント:

コメントを投稿

フナクボ香織 エレキギターを弾き語るオンナ