愛が生み出した 戦場の写真。
横浜美術館へ写真展を観に行く。
「ロバート・キャパ」という名前で
世界的に知られる 報道カメラマンがいる
しかしその正体は
アンドレフリードマンとゲルダタローという
恋人同士の男女によって作られた
架空の写真家だったことが判明
今回初めて
そのそれぞれがどの作品を撮ったのか
どの作品が彼等の共作だったのかを明らかにする
貴重な写真展となった
面白かったのは
彼であるフリードマンが撮る写真は
芸術的で繊細さを感じるものが多くて
逆に彼女であるタローの方が
人の顔にかぶり付きで撮影するような
迫力ある作品が多かったこと
男のロマンと 女の現実性
これって世界共通なのかもしれないな。
スペインの内戦で撮影したと言われている
「崩れ落ちる兵士」
兵士が敵軍に撃たれた決定的瞬間を映し出したとして
今でも語り継がれる作品ですが
実はこの作品 訓練中の写真だったのでは・・という
‘いわく付き’のものになってしまいました
しかもこの写真を撮ったのは
彼女だったのではという説もあり
ま あくまでも憶測の域を越えないので
結局のところ 真実は彼等のみが知る
もし仮にこれが 訓練中の写真だったとしても
戦争の恐ろしさを伝える為に
あえてこれを発表したのだとすれば
その表現方法って
正しいか間違っているのか 難しいところだ
事実ではなくて
戦争という恐ろしさの真実を
写真という形で伝えようという思いだったのならば
それはある意味正解のような気もする
いやーそれにしても 見応えのある写真展でした
今月24日までやっているので
興味の在る方は是非 横浜へ足をお運び下さい
(東横線も 埼玉まで延びたしね)
二人の写真家 詳細はコチラ>>
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