地獄が笑い。
園子音監督の「地獄でなぜ悪い」を観てきました
「ヒミズ」で衝撃を受け
「希望の国」で 原発問題に ど真ん中から切り込んだ作品に言葉を失い
そして今回 タイトルだけ言うと皆 引き気味ですが・・
完全なるコメディ!です
ヤグザの組長が
自分の娘を主役に映画を撮るという話
(ここからして もう有り得ない話なので面白い)
それも 敵対する組との抗争をそのまま映像化するというもの
映画バカの男が ひょんな巡り合わせから
その作品のメガホンを取ることになり
キャスト ストッフが全てヤクザという撮影が繰り広げられます
いやー 面白かったです
くだらないのですが緻密で とにかくテンポが良い
2時間以上の作品でしたが あっという間でした
コメディ映画という軽快さだけではなく
日本的な泥臭い笑いが満載で
完全なる非現実的な世界と割り切って観られたので
殺陣シーンも
時代劇を見ているかのような爽快感に満ちあふれていました
園さんの作品は 一作毎に全く表情を変えますが
エネルギーの享受は
どの作品を観ても凄まじい
お金をかければいい映画が撮れるってもんじゃない
という
これまた真っ直ぐな批判も隠れていて 気持ちよく頷けた
星野源さん
ミュージシャンですが 役者さんとしてもかなりいい味出したな
映画全般の音楽も絶妙でした
やっぱり映画 大好き。
そしてそこにはやっぱり 音楽が在るのだな
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