フリージャーナリスト 後藤健二さん人質事件について。
正直この事件が起こってから
後藤さんの安否に関して
毎日気には掛けていたものの
そこまで不安に思っていなかった
当然に解放されて
帰国するものだと思っていたからだ
それよりも
彼が人質として過ごした約3ヶ月と少しの間
どんなことを考えて
どんなことを感じて
新たにどんな思いが生じたのか
そんな話を
日本に戻ってきた後藤さんの口から
じっくりと聞いてみたかった
そしてこのような騒動が起きても
この仕事から後藤さんが身を引くことは
到底有り得ないと勝手に思っていた
今まで通りに
自分の信念を貫いて取材を続けること
世間から沢山の批判も受けることを承知で
それでもきっと後藤さんは
また紛争地帯へ飛び立つのだろうと
そんな
当たり前に訪れると思われていた現実
それが余りに悲劇的であっけなく
消え去ってしまった
そして惨い父親の死体の映像を
いずれ後藤さんの娘さんが目にする日が
必ず訪れてしまうであろう
それが何より堪え難い。
「人を殺してみたかった」
そんな未成年の殺人者のニュースを見て
人の命の重さとは
何が基準なのか判らなくなってしまった
未成年だから 死刑は免れるのだろう
そんな狂った人間と
後藤さんを
比べるのも全く間違っているけれども
人の命の重さが同じだとは 今の私にはどうしても思えない。
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